いよいよ9月15日(日)に迫った全日本マスターズM35100mにむけて順調にトレーニングを積めています。7月の埼玉マスターズ以来レースにでていませんが、その分やりたい練習をできているので良しとします。今回は子供の運動会と被ったため、100mのみ出場ということで、100mに特化した練習内容で進めています。
具体的には... ①スタートのキレ味 ②トップスピード区間の動き確認 ③後半の無駄な力みをなくす にテーマを絞っています。特にスタートについては、しっかりと地面をプッシュできるようにブロックの位置と意識を変えました。 こんな感じです。
今までは突っ込んでなんぼの飛び出しでしたが、ムーブメント的な話で、重力と水平方向への出力の関係性からやはり飛び出し角度は45°が物理的に押しやすいのかと。実際は飛び出しは40°くらいかもしれませんが。
トップスピード区間の練習はマーカー走でピッチをしっかり上げて、真下へ素早くちょっと後ろへ押す!の確認作業。 後半の力みは120m~150mくらいの距離を3本~5本程度8割~9割でレペテーションで行っています。120だと13秒台、150mだと17秒台 ちなみにTTはタッチダウンで120m13.4 150m16.60 という感じです。疲労の中でのタイムなんで経験則からコンディショニングすれば公認条件で11秒0台、いい風が来れば10秒台かするくらいの走力かと思います。 とりあえず9月1日(日)夏季記録会100mで仕上がり具合を確認してきます。
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川場村スポーツクラブ様からご依頼をいただき、18日(日)にかけっこ教室に行ってきました。今年で2度目となり大変ありがたいです。 時期的に運動会向けの「前に速く進む」というテーマでほぼ実技指導を約90分行いました。炎天下の中、なかなか集中することが難しい状況でしたが、よく頑張りました!かけっこでもその他のスポーツでも小学生を【型】にはめようとするとなかなか上手くいかない(理解するには難しい)ので、こうやるともっと力が入るよね?みたいなコツを伝えるようにしました。 例えば、写真のようにジャングルジムを利用したウォールドリル。スタートの構えを作るには、脛骨を倒し(シンアングル)、前足で押して、斜め45°で飛び出す。そんなこと説明しても?しか出ないんで、ジャングルジムを死ぬ気で押せ!前足と後ろ足とどっちの方が力が入る?という内容。
スタートが終わればマーカー走。川場村のサッカークラブでもマーカー走やるみたいですが、いざやらせてみると目線は下がり、姿勢は崩れ、反力も感じられないままの「ただやるだけ」のマーク走に。球技系に多いラダーやマーカー走、いわゆるアジリティ向上としてやるみたいですが、正しい姿勢を得ずにこれらをやる意味はほとんど意味なし。
個人的な考えですが、マーカー走は窮屈な距離で、ピッチを上げながら正しい姿勢と接地を習得するトレーニングです。マーカーを踏まないようにただ走るだけではありません。もちろん目的が何なのか?によりマーカーの距離は変わってきます。プロ選手がやってるからやろう!という理由でやるならお勧めしません。ラダーやマーカー走は適当にやってしまうと、つま先接地でブレーキ接地を習得し、ふくらはぎに負担をかけるだけになります。
他にも色々やりましたが、かけっこ指導で大切にしているのは一番に姿勢。それと型を伝えながら、型を伝えすぎない。という事です。やはり何度も正しい姿勢で反復し、こうやると速いじゃん!という感覚や自主性を養うのが一番大切だと思います。
いつもかけっこ教室の仕事が入ると娘を連れていく(正確には付いてくる)のですが、何度も基本を教え、目で見て学んでいるのでダントツで一番良い動きをしています。親バカかもしれませんが、彼女は体格的には普通サイズで、まだまだ早熟傾向のクラスメイトには負けることがありますが、成長が頭打ちになるころには(中学生くらい?)ダントツで速くなっていると思います。それまで正しい動きを研磨していくだけです。これからもかけっこ教室や競技場で正しいスプリントフォームを見せ続けていきたいと思います。 黒の上下が娘です。
そして締めは全力ハンデ対決!現役スプリンターとして実践力を見せる。ただ指導するだけでなく、つべこべ言わずにスプリント力を見せつける。これが一番子供に刺激になる。脳内でなにか起きる。小学生にはなかなか難しい内容もありますが、今後も試行錯誤しながら走る楽しさを伝えていけたらと思います。
6月からワンストトレーナーとして活動している萬歳トレーナーですが、研修期間を終えて9月から正規料金となります。今まで半額でしたので、それを理由にトレーニングを始めた方は、金額を理由に止めてしまうかもしれません。せっかく始めたトレーニング。できれば継続してもらいたい...。そんな想いからリーズナブルにトレーニング指導を受けられる形でグループレッスンを開講します。
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阿部亮太パーソナルトレーナー カテゴリ
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12月 2020
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