川場村スポーツクラブ様からご依頼をいただき、18日(日)にかけっこ教室に行ってきました。今年で2度目となり大変ありがたいです。 時期的に運動会向けの「前に速く進む」というテーマでほぼ実技指導を約90分行いました。炎天下の中、なかなか集中することが難しい状況でしたが、よく頑張りました!かけっこでもその他のスポーツでも小学生を【型】にはめようとするとなかなか上手くいかない(理解するには難しい)ので、こうやるともっと力が入るよね?みたいなコツを伝えるようにしました。 例えば、写真のようにジャングルジムを利用したウォールドリル。スタートの構えを作るには、脛骨を倒し(シンアングル)、前足で押して、斜め45°で飛び出す。そんなこと説明しても?しか出ないんで、ジャングルジムを死ぬ気で押せ!前足と後ろ足とどっちの方が力が入る?という内容。
スタートが終わればマーカー走。川場村のサッカークラブでもマーカー走やるみたいですが、いざやらせてみると目線は下がり、姿勢は崩れ、反力も感じられないままの「ただやるだけ」のマーク走に。球技系に多いラダーやマーカー走、いわゆるアジリティ向上としてやるみたいですが、正しい姿勢を得ずにこれらをやる意味はほとんど意味なし。
個人的な考えですが、マーカー走は窮屈な距離で、ピッチを上げながら正しい姿勢と接地を習得するトレーニングです。マーカーを踏まないようにただ走るだけではありません。もちろん目的が何なのか?によりマーカーの距離は変わってきます。プロ選手がやってるからやろう!という理由でやるならお勧めしません。ラダーやマーカー走は適当にやってしまうと、つま先接地でブレーキ接地を習得し、ふくらはぎに負担をかけるだけになります。
他にも色々やりましたが、かけっこ指導で大切にしているのは一番に姿勢。それと型を伝えながら、型を伝えすぎない。という事です。やはり何度も正しい姿勢で反復し、こうやると速いじゃん!という感覚や自主性を養うのが一番大切だと思います。
いつもかけっこ教室の仕事が入ると娘を連れていく(正確には付いてくる)のですが、何度も基本を教え、目で見て学んでいるのでダントツで一番良い動きをしています。親バカかもしれませんが、彼女は体格的には普通サイズで、まだまだ早熟傾向のクラスメイトには負けることがありますが、成長が頭打ちになるころには(中学生くらい?)ダントツで速くなっていると思います。それまで正しい動きを研磨していくだけです。これからもかけっこ教室や競技場で正しいスプリントフォームを見せ続けていきたいと思います。 黒の上下が娘です。
そして締めは全力ハンデ対決!現役スプリンターとして実践力を見せる。ただ指導するだけでなく、つべこべ言わずにスプリント力を見せつける。これが一番子供に刺激になる。脳内でなにか起きる。小学生にはなかなか難しい内容もありますが、今後も試行錯誤しながら走る楽しさを伝えていけたらと思います。
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阿部亮太パーソナルトレーナー カテゴリ
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12 月 2020
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